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わがまち不思議?ファイル「ダムカード」

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ダムカードって?

国土交通省と独立行政法人水資源機構・都道府県・発電事業者の管理するダムでは、ダムのことをより知ってもらえるようにダムカードを作成し、ダムを訪問した方に無料で配布しています。カードの大きさや掲載する情報項目などは、全国で統一されており、裏面には基本的な情報のほかに、ちょっとマニアックな情報などを載せています。
(※ダムカードの取引及び転売目的の方にはカードを配布していません。各配布元のルール・マナーを正しく守り、収集してください。)

※この特集は「フリーペーパーmoca vol.123(2019/06/30)」の内容を掲載しています。

 

 


 

胎内川ダム

型式 重力式コンクリートダム
総貯水容量 1,710万㎥(東京ドーム13個分)
着工年 1971年
完成年 1977年

<胎内川ダムの役割>
新潟県が管理する胎内川ダムは、1967(昭和42)年の羽越水害をふまえ、災害を再び繰り返すことのないように洪水調節を目的に作られました。また、夏の渇水期における河川水量や水道用水の確保、発電などを担う多目的ダムです。2019年4月に管理を開始した奥胎内ダムと連携して洪水調節を行っています。

<ココがポイント!>
胎内川ダム湖畔は、周辺の山々の緑を湖水に映し、静寂そのものといった湖で、ドライブやハイキングに胎内渓谷を訪れる人々の手頃な憩いの場として親しまれています。湖水と遥かに連なる山並みを見渡せる高台には展望広場があります。

 

ダムカード配布場所

胎内川ダム管理所
<受付> 8:30~16:30(土・日・祝を含む)
※11月下旬~6月上旬は冬期閉鎖のため配布できません。

 

INFO

・胎内川ダム ▶詳細はこちら

 


 

三面ダム・奥三面ダム

型式 重力式コンクリートダム
総貯水容量 4,780万㎥(東京ドーム38個分)
着工年 1949年
完成年 1953年

型式 アーチ式コンクリートダム
総貯水容量 12,550万㎥(東京ドーム101個分)
着工年 1991年
完成年 2002年

<三面ダム・奥三面ダムの役割>
三面ダムと奥三面ダムが連携しながら洪水調整を行っています。さらに奥にある猿田ダムは発電を目的とし、三面ダムと奥三面ダムは発電、さらには、農業用水確保のためなどの河川における流水の正常な維持を目的としています。

<三面ダムのココがポイント!>
新潟県管理ダムでは最も歴史の古い重力式コンクリートダムです。現在のコンクリートでは普通に使用されているAE剤(コンクリート打設の作業能率と耐凍性を向上させる混和剤の一つ)を、国内で2番目に使用して作られました。

<奥三面ダムのココがポイント!>
新潟県管理で唯一のアーチ式コンクリートダムで、堤高、貯水容量ともに新潟県管理のなかで一番大きいダムです。あさひ湖には「マタギの里」と呼ばれた三面集落や、縄文・弥生遺跡が沈んでいます。発掘された土器などは、「縄文の里・朝日奥三面歴史館」で見ることができます。

 

三面ダムカード配布場所

・三面ダム管理所
<受付>8:30~17:00(土・日・祝を含む)

 

奥三面ダムカード配布場所

・奥三面ダム管理所(※11月~5月は冬期閉鎖)
<受付> 平日/10:30~15:00
※管理人が不在の場合は、実際にダムへ行った証明写真などの提示があれば、三面ダム管理所でも配布してもらえる。

 

INFO

三面ダム ▶詳細はこちら
奥三面ダム ▶詳細はこちら

 


 

大石ダム

型式 重力式コンクリートダム
総貯水容量 2,280万㎥(東京ドーム18個分)
着工年 1972年
完成年 1978年

<大石ダムの役割>
大石ダムは、荒川の支川である大石川の上流にあります。荒川の清流は人々に自然の恵みをもたらす反面、たびたび洪水を起こしてきました。特に、羽越水害はかつてないほどの大規模な洪水で、各地に壊滅的な被害を与えました。これを契機としてダム建設が着工され、荒川流域の人命と財産を洪水から守るために大切な役割を担っています。

<ココがポイント!>
6月中旬から9月末までの期間、洪水に備えて水位を約30m低下させ、7月くらいまでは他のダムと同様に茶色の地肌が見られますが、その後は自然と植物が生え、ダム湖にグリーンベルトが出現します。これは、全国的にも非常に珍しい現象で注目を集めています。

 

ダムカード配布場所

・大石ダムインフォメーションハウス
<受付時間>9:00~17:00(土・日・祝を含む)
※冬期間12月~4月第1週目までは、大石ダム管理支所にて配布

 

INFO

大石ダム ▶詳細はこちら

 


 

荒川頭首工


▲ホログラム仕様のカード。

堰体(えんたい) フローティング可動堰
堰長(えんちょう) 294.0m
完成年 1973年

<荒川頭首工の役割>
村上市、胎内市における3,374haの水田に農業用水を供給しています。また、上流にある赤芝ダム、岩船ダム、大石ダムなどと連携し、下流域における農用地への利水だけでなく、流域への浸水の防止など、治水の役割も持っています。

<ココがポイント!>
初代荒川頭首工が完成したのは、1958年のこと。しかし、羽越水害により壊滅的な被害を受けました。その後1973年に、初代頭首工から約280m下流地点に2代目荒川頭首工が復旧され、現在に至っています。

 

ダムカード配布場所

・村上地域振興局農林振興部農村計画課
<受付時間> 平日/9:00~17:00
・荒川沿岸土地改良区
<受付時間> 平日/9:00~17:00

 

INFO

荒川頭首工 ▶詳細はこちら

 


 

まとめ

地域を守るダムのこと、皆さんはどのぐらい知っていましたか?身近にあるとはいえ、なかなか知らない情報もあったのではないでしょうか。今回の特集を機会に、様々な場所のダムを巡ってみるのもいいですね!

関連リンク
・国土交通省HP − ダムカードって何?

(この記事は2019/06/28時点の情報です。現時点の情報と異なる場合がありますので、予めご了承下さい。)

 

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